2012年02月29日
うちなーんちゅには知ってて欲しい事!『国際通り』名前の由来
「国際通り」という名前は、現在のてんぶす那覇のある場所に「アーニーパイル国際劇場」という映画館があったことが由来となっています。
アーニーパイルはアメリカの従軍記者を代表する一人で、第二次世界大戦に従軍記者として米軍に同行し、1944年にピューリッツァー賞を受賞するなど、兵士たちから絶大な人気がありました。1947年12月沖縄に、当時の米軍政府が認可した民間の映画劇場として建設されたのが「アーニーパイル国際劇場」です。建設当初は屋根がテント葺き、椅子は丸太の杭に板を渡したものでしたが、当時としては立派な建物で多くの観客を集め賑わいました。そして、「アーニーパイル国際劇場」がある通りということでやがて「国際通り」という名前が定着しました。
第二次世界大戦後、戦後復興が始まる中、国際通りは湿地帯に未舗装の一本道が伸びる寂しい通りでした。しかし、逞しいウチナーン・チュ(沖縄県民)たちは通り沿いにテントを張り商売を始め、徐々に多くの商売人が集まりました。また、芸能や娯楽を楽しむ映画館も多く建ち並び、急速に奇跡的な復興を遂げました。(国際通りは「奇跡の1マイル」とも称されます。)
「アーニーパイル国際劇場」はその後、本格的な劇場に改築され「国際劇場」となります。後にそれに隣接して平和館という映画館も建てられ戦後の大衆娯楽センターとして大いに親しまれました。
1970年には、国際劇場と平和館は「国際ショッピングセンター」建設のために取り壊されました。そして、2004年には現在のてんぶす那覇がオープンしました。
沖縄の歴史って意外と沖縄の事って知らないんです。私も実際にそんなです。
Posted by フリマ太郎 at 16:37│Comments(0)
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